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ウルトラワイドディスプレイの選び方〜重要ポイントを徹底解説〜

自宅の作業環境をアップデートするためにウルトラワイドディスプレイを導入してみました。

今回はガジェットオタクの私がウルトラワイドディスプレイを探すときに注目したポイントをご紹介します。

目次

ウルトラワイドディスプレイの選び方

ずばり、ウルトラワイドディスプレイを購入するときに押さえるポイントは次の通りです!

  • サイズ
  • 解像度
  • パネルの種類
  • リフレッシュレート
  • 曲面の有無(角度)
  • モニターアームの可否
  • 外部出力できるポート数
  • PBP/PIPの対応

最初に結論をズドン!

スクロールできます
見るべきポイントおすすめ
サイズ34インチ以上
解像度UWHQD以上
パネルの種類IPSまたはVAパネル
リフレッシュレート144Hz以上
曲面の角度デスクワーク用途:1800R程度
ゲーム用途:1000R〜1800R程度
モニターアーム取り付け可能(VESA規格に対応)
外部出力できるポート数3つ以上
PBP/PIPの対応表示可能

順番にご紹介します。

サイズ

34インチ以上が良い

もっとも一般的なものは34インチです。34インチであれば左右に画面を分割して表示しても十分に使いやすく仕事が快適になります。

また、37インチ以上の大画面もあります。37インチを超えると横幅がかなり広くなります。目線がディスプレイと近すぎると、目が疲れたり全体を見づらかったりします。

なのでディスプレイと目線の距離を保てるように机を奥行き70cm以上、幅140cm以上あるものを選ぶと良いでしょう。

小さいサイズ(27インチ)はおすすめしない

ウルトラワイドディスプレイには27インチのものもありますが、思っているよりも画面が小さく感じます。

画面が小さいと表示できる領域も狭いので、せっかく画面分割できても見える範囲がそんなに増えないということになり、作業効率が上がりません。

また、27インチでは縦サイズが小さいので、Wordやブラウジングなど縦長のものを見るときに、スクロールしなければならず、不便を感じるかもしれません。

もし、机や部屋の大きさ的に34インチが難しいのであれば、27インチの一般的な4Kモニターを買ったほうが使いやすいかと思います。4Kモニターであれば横も縦も十分に表示できます。

補足:ディスプレイのインチはどこの長さ?

ディスプレイのサイズはインチで示されますが、画面の対角線の長さを示しています。そのためディスプレイが横長であれば、そのぶん縦サイズが小さくなるのです。

解像度

UWHQD(3440×1440)が良い

解像度ですがUWHQD以上がおすすめです。フルHD画質だと表示領域が狭いのでせっかくのウルトラワイドディスプレイを活かすことができません。UWHQD以上であれば、ウィンドウを3分割で表示させても、とても見やすく使いやすいです。

解像度は高ければ高いほど良いものになりますが、価格も上がります。ここでは最低でもUWQHDを買うようにすることをおすすめします。

パネルの種類

IPSパネルもしくはVAパネル

IPSパネルとVAパネルの2種類から選ぶと良いと思います。

IPSパネルは視野角に優れているので、40インチ以上の大きなディスプレイでも端まで見やすいです。
ただ、ウルトラワイドの曲面ディスプレイを選べば、端が見にくいということはありません。色の再現度も高いので、写真編集やイラスト、動画関連の仕事には適しているでしょう。デメリットとしては価格が高いですね。

続いてVAパネルです。応答速度が早くコントラストが優秀です。黒色の表示も優れているため、映画鑑賞にももってこいです。長時間にわたって画面を見つめるような仕事の場合は使用するツールを黒色にしていることがあると思います。なのでVAパネルだとストレスなく仕事ができます。また、値段はIPSパネルよりもお手頃になっています。

結論として、デザイナーや画像編集などのクリエイター系の仕事であれば画質が良いIPSパネル
エンジニアなどコーディングやドキュメントを作成する仕事であれば、VAパネルが良いと思います。

私はエンジニアなので仕事で使う開発ツールは黒色が多く、見た目と相性の良いVAパネルを購入しています。

リフレッシュレート

ディスプレイのリフレッシュレートは30Hzから240Hzまでの幅があります。リフレッシュレートが早いほど、表示の更新やマウスの移動などがなめらかになりますので、見た目上のストレスはかなり減ります。ゲームを目的としているのであれば、144Hz以上はあったほうが良いと考えます。

ただ、「仕事にしか使わないから気にしないよ」という方、ちょっと待ってください。

仕事でもマウスを多用すると思いますし、様々なアプリを切り替えて高速にテキスト入力をすることがあります。

そんなときに最大のリフレッシュレートが30Hzだと入力に遅延を感じることがあります。実際に、私は60Hzのディスプレイでも遅延を感じることがありました。なのでできるだけリフレッシュレートは高いほうが良いと思います。私は144Hzを選択しました。

曲面の有無

ウルトラワイドディスプレイといえば曲面の画面です。ものによって平坦なディスプレイもあります。

曲面であれば画面の端まで見やすい特徴がありますが、製図やイラストを描いている方からすると、直線が分かりにくいと問題があるようです。そのような方は平坦なディスプレイをお勧めします。

私の仕事はエンジニアですので、特に直線を見る機会が多いわけではないので曲面を選択しました。

曲面があるものを選ぶ場合、曲面の角度を考える必要があります。

一般的には1000R~1800Rのものがあります。これは値が小さいほど曲がり方が大きいものになりますので、映画やゲームを目的にするならば没入感が高い1000Rに近いものが良いかもしれません。

しかし、曲がり方が大きいほど、ディスプレイを設置するときの奥行きを広くとりますので、デスクのサイズや後述するモニターアームを検討する必要があります。

モニターアームを取り付けられるか

ウルトラワイドディスプレイにはモニターアームを取り付けることをおすすめします。付属のスタンドを使う場合、デスクの面積を大幅に占有してしまうので、キーボードや小物などを置くときの邪魔になります。加えてウルトラワイドディスプレイには曲面があるため、目線とディスプレイの距離を離そうとすると想像以上に広いデスクが必要になってしまいます。

これらの問題を解決するのがモニターアームです。

ディスプレイがモニターアームに対応しているかを事前に調べて置く必要があります。モニターアームにはVESA規格というものがあり、ディスプレイがこれに対応していれば大丈夫です。

外部出力できるポート数

外部出力できるポート数は使用したいパソコンやゲーム機の数によって検討していただければよいのですが、3つ以上であれば困ることはあまりないと思います。

仕事用のノートパソコン、プライベートのデスクトップパソコン、ゲーム機などいくつものデバイスをHDMIケーブルを挿しっぱなしにできれば、あとはディスプレイ側で表示を切り替え得るだけなのでストレスフリーになります。

ディスプレイの端子数が少ないと、下記のようなHDMIの切替器などを導入することで解決できます。すでに購入していて、数が足りなくなってしまった場合にご検討ください!

PBP/PIPの対応

PBP(Picture By Picture)とPIP(Picture In Picture)の対応です。

PBPは1つのディスプレイを2つに分割して、2つのパソコンの表示ができるというものです。
たとえば、仕事用のノートパソコンをHDMIでディスプレイに接続。プライベートのデスクトップパソコンをDisplay Portで接続したとします。このときにディスプレイの画面を分割して左右にそれぞれのパソコン画面を表示させることができるものです。

これはディスプレイが2つあるのと同じことになります。
ただ、注意点として解像度が変則的なものですのでこだわりがある場合は気をつけましょう。

PIPは1つの画面の中に、小さく2つ目の画面を表示させるものです。あまり用途はないかなと思いますのでまずはPBPの対応を確認すると良いと思います

おすすめディスプレイ

Dell S3422DWG 34インチ 曲面 ゲーミングモニター ゲーミング ディスプレイ 

実際に私が購入した製品はこちらです。Dellのウルトラワイドディスプレイです。リフレッシュレートが144Hz、応答速度が1msなのでゲーム用途でも十分に戦えます。

本製品のこだわりポイントは、ディスプレイに指すためのポートが下向きについていることです!(めったにありません)

普通のディスプレイだと背面に対して垂直にケーブルを挿入することになるので、ケーブルがディスプレイの背後にも伸びてしまい、ある程度の隙間が必要です。

だけどこちらは、ケーブルをたくさんさしてもディスプレイの下側に出てくるだけなので、背面の隙間は極限まで小さくできます。なので、ディスプレイを壁向きに配置する場合は、場所を狭く取れる本製品がおすすめです。

LG ゲーミング モニター UltraGear 34WP65C-B

リフレッシュレートが160Hz、応答速度が1msなので、仕事にもゲームにも適しています。ウルトラワイドディスプレイといえばLGといっていいほど、品質も高く多くの人に好かれています。

MSI MPG ARTYMIS 343CQR 湾曲率1000Rゲーミングモニター

なんといっても画面の湾曲率が1000Rと群を抜いて曲がっています。リフレッシュレートも165Hzありますのでゲーム用とには最適です。

おすすめのモニターアーム

モニターアームのアームはエルゴトロンとアマゾンベーシックのどちらかを選ぶのをおすすめします。ウルトラワイドディスプレイは10kgを超えるものが多いので、モニターアームも対応しているものを選びましょう。


おすすめするモニターアームはエルゴトロンかAmazonベーシックです。どちらも耐荷重が11.3kgまでであるので、34インチのディスプレイを取り付けることができます。

Amazonベーシックとエルゴトロンでは性能差がないので、値段的にお得なAmazonベーシックをおすすめします。

Amazonベーシック デスクマウント シングル モニターアーム

エルゴトロン LX デスク モニターアーム

さいごに

はじめてのウルトラワイドディスプレイを買うときってとても興奮しますよね!決して安い買い物ではないので、後悔しないように私も徹底的に調べました。

ぜひみなさんも素敵なモニターを手に入れて、ストレスフリーなお仕事ライフを過ごしてください!

ではまた。

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この記事を書いた人

20代のエンジニアです。普段はタスク管理や不安解消の方法について発信しています。現在はカウンセラーになることを目指して勉強中です。夢は「多くの人々が、自分の不安を乗り越えて熱中できる世界」を作ること!!

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