本書を読み終えると雷が落ちが感覚だった。
僕はときどき書店をぶらりと巡る。何か目を引くものがないか、自分の興味を試すために本屋へ行く。今日、出会った本はこれだった。「ブレインプログラミング」。
自己啓発コーナーに陳列されており、ふと目が止まった。ページをめくってみると、強烈に興味を惹かれた。僕は読みたいと思った本はお金に糸目をつけないことにしているのですぐさま購入した。
読み終わって一言、これは自己啓発本の名作「思考は現実化する」をさらにわかりやすく書いてある本だ。そして、「君に成功をおくる」でも書かれていたことだ。
本を読んで、知っていることに出会うとワクワクする。なぜならば、あのときに読んだ本とはまた違う角度で説明してくれているからだ。そのときはピンと来なくても、言い回しが変わるだけですんなりと理解できるからである
目標の実現方法は脳の「RAS」が自動で考えてくれる
RASとは脳幹を通る神経の束のことだ。本著は一貫して、RASについて書かれている。
夢を達成できない人は夢を具体化していないということだ。誰もが何をやりたいかよりも、どうしたらできるかを考えている。そうすると先が真っ暗になって何も考えられなくなる。考えれないから行動もできない。
そうではない。私たちがやるべきは「何をしたいか」を明確にすることだけである。
人間には情報を集めるためのシステムが備わっている。それがRASだ。RASにかかればどんな難しい問題であっても、必ずやり方を日常生活のなかから見つけてくれるのだ。ただ、RASを動かすためには1つ条件がある。
それは具体的にイメージすることである。
脳は現実と想像を区別できない。頭の中でスポーツ観戦を想像して、まぶたを閉じるとボールの動きや選手の動きを目が追ってしまう。これこそが現実と想像を区別できない理由である。
夢や目標は具体的にイメージすることで脳はそれが現実だと思い込み、必要な情報を集める様になる。騒音の中でも自分の名前だけが聞こえるように、これまで気にもとめなかった情報に飛びつけるようにしてくれる。
だからこそ、私たち人間がやるべきことは「夢や目標を具体的にすることだけでいい」。どうしたら実現できるかはRASが探してくれる。
目標リストを作る
やりたいことを思い浮かぶだけ書き出して、ノートを作る。それを毎日のように眺める。
これは「思考は現実化する」でも書かれていたことである。毎日目標を書いた紙を見ながら音読することで、意識に刷り込まれていき目標が達成されるということであった。
僕もダイエットを成功させたときは同じようにしていた。毎日のように痩せたい目標を頭にイメージして、日々を過ごしていた。そうすることでいかなるときでもダイエットを最優先にすることができた。
目標のリストをつねに読み返していると、自分にとってどの目標が本当に大事なのか、あるいは大事ではないのかが見えてくる
そのときは、新しい項目を書き加えたり、すでに書いた目標を修正したり、削除したりすると良い。やがて、何度読んでも輝きを失わない目標がいくつかあるのに気づくだろう。それが、あなたにとっていちばん大切な目標である。
アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ、’ブレイン・プログラミング’、p71.
ABCリスト
目標を書き出したらそれぞれにA、B、Cの優先順位をつけます。Aは今すぐにでも取り掛かり始めたいものです。なので必ず期限を切りましょう
Bはやりたいけれど、実行するまえに再度検討したいものです。
Cはやれなくても良いと思っているものです。
このように優先順位付けをすることによって、どれから手をつければよいかがはっきりします。また、Aの目標を達成できなかったときに、他にBやCから取り掛かりたいものはないかと考える事ができるので、落ち込んだままにならなくてすむようになります。
数字のセット
なにか物事をするときには、必ず数字の組み合わせがあります。たとえば僕がベトナムで営業をおこなっていたとき、10人に声をかければ1人は購入してくれるということがわかっていました。
なので、10人に売りたいなら100人に声をかければ良いんだなということがわかるので、精神的に苦しくなくなりました。
このように目標を達成させるために、一度目で成功することなんてほどんどないため、成功するまでに必要な試行の回数(数字のセット)を見つけるまでは頑張ってみるようにしましょう。
数字のセットさえ見つかればあとは落ち着いて行動するのみですから。
さいごに
私たちの意識よりも強力に検索をしてくれる。周りの情報に飛びつけるようにしてくれる。だから安心して、「何をやるか」だけを考えてほしい。
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