モヤモヤしてない?人生を熱中して生きるための「4つのエネルギー管理術」

モヤモヤしてない?人生を熱中して生きるための「4つのエネルギー管理術」

「仕事に追われているときはすごく充実感を感じるけれど、プライベートだと燃えたぎるような感覚がない。」

「仕事から帰ってくると疲れ切っていて何もやる気が起きない」

「もっと毎日を熱中して過ごせるようになりたい」

社会人の方にはよくある悩みかもしれませんが、その原因を明快に教えてくれる一冊があります。

それが「メンタル・タフネス 成功と幸せのための4つのエネルギー管理術」です。

本書では私たちの体にある「エネルギー」を管理することで、熱中した状態を作り出す方法を伝えています。

でも、どうやってエネルギーを管理するの?

さあ、本題に入っていきましょう。

目次

熱中した状態とは「4つのエネルギー」がすべて目標に向かっていること

私たちは次の4つのエネルギーを持っています。100%の実力を出すためにはこれらのエネルギーを満遍なく注ぎ込むことが必要です。

  1. 肉体エネルギー
  2. 感情エネルギー
  3. 頭脳エネルギー
  4. 精神エネルギー

1. 肉体エネルギー

活動する上で十分な体力を持ち、体の調子が良いことを指します。

定期的な運動と十分に睡眠を取り、健康的な食生活を過ごすによって、いつでも最大出力で動ける状態を保ってるようになります。

そして肉体エネルギーは、他のすべてのエネルギーの土台になるものです。

スポーツ選手や建築現場で働く人、農業を営む人などにとって、肉体のエネルギーが重要だということは誰にでもわかる。一方、それ以外の仕事においては体よりも頭を使うほうが主だと考えられているため、肉体のエネルギーの役割は過小評価されがちである。ほとんどの仕事において、成果を上げる上での肉体面の働きは、完全に無視されているといっていい。ところが実際は、肉体のエネルギーは私たちを動かす「燃料」のなかでも根幹をなしているものだ。たとえ一日中ほとんど座っている仕事であっても、同じである。また、肉体のエネルギーは感情をコントロールする、集中力を保つ、創造力を発揮する、といった能力にも影響を与える

メンタル・タフネス 4つのエネルギー管理術, p73

肉体エネルギーを使う場面

肉体エネルギーは意識しなくても消費されていくものです。あなたが今とりくんでいる仕事、プライベートでの勉強、生産的活動など、何にでも肉体エネルギーは使われていきます。肉体労働もデスクワークも問わず、体はエネルギーを消費して、疲労していくものです。

肉体エネルギーの増量と回復の仕方

肉体エネルギーの増やし方

僕がおすすめするのは、ずばり筋トレです。

肉体を極限まで動かすことによって体力、筋力ともに増やす事ができます。体力がつけば日に日に活動できる量を増やす事ができます。また、デスクワークをしていても集中力が保ちやすくなります。

肉体エネルギーの回復方法

回復するためのおすすめの方法は、7時間の睡眠と健康的な食生活です。

どんなに忙しくても睡眠時間は決して削ることなく、最低7時間を確保するようにしましょう。疲れ切った体を回復させる事ができます。

食事も非常に大切なものです。僕はできるだけコンビニなどを使わず自炊をするようにしています。理由として、外食やコンビニで購入したものには何が入っているかわからないという点です。僕は筋トレの観点からもタンパク質、低脂質になるような食生活を行っているのですが、自分で料理をしたものでなければ調味料や油の量がわからないので食べたいと思わなくなりました。

2. 感情エネルギー

感情エネルギーとは「ポジティブで快適な気持ち」のことです。

肉体的なエネルギーは情動が力を発揮するための燃料となる。最高のパフォーマンスをするには、ポジティブで快適な気持ち -楽しむ気持ち、挑戦する気持ち、冒険する気持ち、よい機会だと思う気持ち- が呼び起こされていなくてはならない。

メンタル・タフネス 4つのエネルギー管理術, p109

感情エネルギーを使う場面

感情エネルギーから得られるものは自信や自己管理能力、忍耐力などがある。どんなにうまく行かない状況だったとしても自分ならできると言い聞かせ、そして最後までやり切る力を得ることができるものです。

もし感情エネルギーがネガティブに働いていると、自分はだめなやつだ、自分にできるわけない、あいつだから成功した、といったストレスを生み出し、パフォーマンスの低下につながります。

感情エネルギーの増量と回復の仕方

感情エネルギーの増やし方

感情エネルギーを増やすためには、自分に自信を持てるような行動を取ることがもっとも大切です。もし太っていることがコンプレックスなら本気で痩せるための努力をしましょう。

もし人と比べて劣っていると感じるなら、人が設定した道を歩くことをやめて、自分の信念に沿った行動をしましょう。そうすることで自信を高めることができ、感情エネルギーを増やすことができます。

感情エネルギーの回復方法

ストレスになっていることを考えないようにして、意図的に離れることです。

これは現実逃避をするということではなく、エネルギーを回復してから再度向き合うために必要な過程です。

そのためにおすすめの行動は次のとおりです。

  • 料理
  • ジャグリング、お手玉、けん玉
  • ボルダリング
  • スノボー、スケボー

ようは、この作業をしているときは他に何も考えられないという状況を作れるものが良いでしょう。強制的に思考をブロックできるような習慣を持つことで、感情エネルギーの回復に役立ちます。

3. 頭脳エネルギー

頭脳エネルギーとは、思考力のことです。肉体や感情のエネルギーが最高潮でも思考が目標に正しく向いていなければ成果を上げることはできません。

肉体のエネルギーは、情動後からを規定する根本的なエネルギーであるとともに、頭脳を動かすエネルギーでもある。頭脳が目の前の仕事に集中できなければ、実力は発揮できない。総合的な視野から見たら次はピンポイントで見る、内側から見たら次は外側から— という具合に柔軟に動きをとりながら集中力を持続させてこと、私たちは力をフルに発揮できる。

メンタル・タフネス 4つのエネルギー管理術, p.142

頭脳エネルギーを使う場面

試行錯誤をしながら、どうすればうまくできるか、何か新しい方法はないか、より早くより大きな成果をあげられないか、と仕事や目標に向けて頑張っているときに消費されます。

頭脳エネルギーの増量と回復の仕方

頭脳エネルギーの増やし方

楽観的に考える習慣を見に付けましょう。大きくて押しつぶされそうな問題に直面したとしても、別に自分が消えるわけではないし、なんとかなると楽観的に捉えるようにします。すると脳は諦めることなく答えを探す事ができます。


頭脳エネルギーの回復方法

頭をリフレッシュさせることです。ときには散歩をしてみたり、キックボクシングに通ってみたりと気分を切り替えられる習慣を作ります。

日中であればお昼休みに15分だけの仮眠を取るのも良いでしょう。頭がスッキリして午後からもやる気に満ちて仕事ができるはずです。

4. 精神エネルギー

精神とは

  • 人生で一番大切にしたいこと
  • 私利私欲を超えた使命感

のことです。

精神に火がつき、エネルギーを使って生きることができれば実力をフルで発揮できるようになります。自分のことだけを考えた行動で満足するのではなく、他人のためにもなるような行動を取ることが動機づけになれば、あなたはもう止まることがないでしょう。

人が使えるエネルギーの量は、その人の持つ肉体のエネルギー量によって規定される。イップ、自分のもつエネルギーを使おうというモチベーションが生まれるかどうかは、精神面の問題となる。そもそも精神面のエネルギーは、人生のあらゆる面において行動のもととなる大事なエネルギーであり、やる気、忍耐力、人生の方向性を支える最も力強い原動力である。

メンタル・タフネス 4つのエネルギー管理術, p.165

精神エネルギーの増量と回復の仕方

精神エネルギーの増やし方

精神エネルギーを増やすためには、Giverになる覚悟が必要である。自分のためにだけではなく、人のためになる行動をすることが大事です。

精神エネルギーの回復方法

もっともおすすめする行動は「瞑想」です。瞑想は深く自分と向き合うことになるため高い集中力を必要とします。しかし、その結果はストレスが解消され落ち着きを取り戻し、ポジティブな気持ちを手に入れる事ができます。

エネルギーは使わなくても失われていく

エネルギーはずっとため続けることができません。仕事や目標に向けてエネルギーを消費しなくてもどんどん失われていきます。

僕はこういった有り余るエネルギーが人生における「モヤモヤ」の発生原因だと思っています。せっかくたくさんのエネルギーを持っていても使う対象がなかったり、行動をしなかったりするとエネルギーが人生に不満を感じさせる「モヤモヤ」に変換されてしまいます。

僕はこのことを実体験から学びました。

学生のころ、うつ病になっていました。毎朝、起きてからどうしても動くことができないのです。頭の中ではずっと、うつ病の原因について考えていました。考えたくなくてもずっと頭の中をぐるぐるしているのです。

そんな日々なので、別に体を動かしているわけではないのに、なぜだか疲労が溜まってしまい、何もやる気が起きなくなったのです。自分はこんなことのために生まれてきたのかと自己嫌悪にも陥りました。

このようにエネルギーを使えない日が続いていると、それはどこかへ消えていくし、自分に残るのは自己嫌悪につながる「モヤモヤ」だけでした。

この経験があるからこそ、僕はエネルギーを管理することの大切さとしっかり消費して、回復することの重要性を理解しました。

もしあなたも自分の人生にモヤモヤを感じているなら、きっとそれはエネルギーをうまく使えていないのかもしれません。自分がエネルギーを注げる対象を見つけて、よく消費し、回復することを心がけましょう。

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この記事を書いた人

20代のエンジニアです。普段はタスク管理や不安解消の方法について発信しています。現在はカウンセラーになることを目指して勉強中です。夢は「多くの人々が、自分の不安を乗り越えて熱中できる世界」を作ること!!

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