【読書レビュー】人生の舵は自分で切れ!あなたの10年後は今週の33.6時間で決まる

【読書】人生の舵は自分で切れ!あなたの10年後は今週の33.6時間で決まる (1)
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はじめに

「自分が何をしたいのかわからない」
「人生を本気で熱中したいのにできなくてモヤモヤする」
「好きな仕事って何だろう」

僕もよくこんな悩みを持っていました。

自己分析のセミナーやプログラムを受けてみてある程度は自分のやりたいことがわかったつもりでも、なぜかすぐに停滞していました。

本書に出会ってから、そんな悩みは軽くなった気がします。

僕は現在も実践していて「モヤモヤが減った!自分なりに熱中できている!」と感じたことを共有したいと思います。

夢を発見して、人生の終わり方を決める

人生でどうしても成し遂げたいこと、それがあなたの「夢」です。

まずは「夢」を再発見し、それを成し遂げるための人生であると位置づけることが大切です。つまり夢を成し遂げることを人生の終わりとして定義するということです。

「夢」は誰しもが持っているものだけど、大人になるに連れて現実を知ると排斥してしまうものです。

  • 「小説を書いて生活したい」
  • 「音楽を作りたい」
  • 「料理人になりたい」

小さなころには無邪気にやりたいことを言えても、年齢を重ねると「それでは稼げない。生きていけない」なんて言葉で自分を押し留めてしまいます。

もしかすると夢は危険を伴うもので、人生において1つしか追いかけられないと思っているかもしれませんが、そうではありません。

本書では夢リストと書かれていて、複数存在していて良いのです。
人生を構成する重要なものであればそれが夢と言えます。

「これがない人生なんてつまらない」


そう言えるものがあれば、夢リストに入れていいんです。

本書では夢を見つけるための質問が用意されていました。僕は3週間かけて質問に答えを追加しました。質問には1度に答えるよりも、何日もかけて答えたほうがその時の自分の感情に左右されず、いつ見ても納得できる深いものを作れることができるようでした。

僕が何度も使って役に立ったと感じた質問をいくつか書いておきます。

・最も価値のあった行動は?
・自分以外の誰かに貢献できたことは?
・やり始めた工夫、思いついたアイデアは?
・ミスしてしまったことと、打てる対策は?

夢を見つけられたら、次はあなたが夢を言葉にしていく作業になります。
これはミッション・ステートメントと言えると思います。

ミッション・ステートメントとは人生を構成する重要な要素ごとに「何をするのか」「どんな行動をするのか」を定義するものです。

「夢」を「人生のミッション」と位置づけて、役割を定義しました。

そして役割に対して、なぜそれをミッションとしたのか「自分の考え」を定義し、「決断リスト」を作成しています。

ミッションステートメントを作ることで、自分が何に時間を使えばよいかがわかるようになります。ミッションステートメントの「決断リスト」に従って行動することが、夢を叶えるための方法であり、人生においてその行動の時間を増やすことが目標になります。

ミッション・ステートメントはシンプルでわかりやすいため、非常に効果的に働くでしょう。あとは夢のために使う時間を増やせば良いのです。

1週間で33.6時間を確保する

夢に使う時間は、80:20の法則をもとに説明されています。


具体的には仕事の成果の80%は上位20%の仕事から生み出されているという法則です。
この法則は様々なこと成り立つことが説明されており、会社の売上の80%は20%の顧客から生み出されるといわれています。

つまり、人生の80%を決めるのは20%の時間の使い方によってであるとされています。週の20%は33.6時間です。最初は33.6時間も確保するのは難しいかもしれませんが、目標とすべき時間としては十分に説得力のある値だと思います。

そして面倒かもしれませんが、活動に使っている時間を計測するようにしてください。ざっくりと「これくらいの時間を使ったかな?」では、実態と大きく乖離していることがあります。

学生のころに1時間くらい勉強したかな?と思ったら実際は30分しかたっていなかったという経験はありませんか?

僕もよく感じたものです。自分が頑張ったという想いが強いからこそ、「長い時間勉強したんだ!」と思ってしまうのです。夢への活動に対してはざっくりとした値ではなく、できるだけ正確に把握するようにしましょう。

記録を取るときはLogseqを活用しています。

僕もこの活動を意識的に始めたばかりなので、まだまだ3%くらいの時間しか夢のために使えていないです。時間を適切に配分できるように工夫を重ねて行きたいと思います。

週次レビューで常に改善

  • 毎週の振り返りがもたらす改善点と成長
  • 活動時間を増やすための戦略の考え方

ミッション・ステートメントに従った活動と活動時間の記録を取れるようになったら、週次レビューを行うようにしましょう。
毎週日曜日に1週間で夢のために時間を割り当てることができたのかを把握して、割合を出します。

そして、目標の20%よりも低かった場合は、下記を考えるようにしましょう。

振り返りポイント

「なぜできなかったのか?」
「良かった点はなにか?」
「次のアクションはどうするか?」

最初は難しくても1週間ごとにPDCAを繰り返して、改善をしていけば必ず20%の時間を使うことができるようになります。
やり始める前によりうまくする方法を考えても思いつかないので、まずはトライしてみて走りながら考えていくのが一番の早道です。

おわりに

最後に今回のまとめをします。

  • 夢を見つけて、ミッション・ステートメントを構築する
  • 1週間に33.6時間を夢のための活動に割り当てる
  • 活動時間は正確に把握する
  • 週次レビューを行い、改善点を模索する

なかなか夢を見つけられずつらいかもしれませんが、それは誰しもが通る道だと思います。

自分に向き合っていれば必ずそれっぽいものを見つける事ができると思います。見つけてしまえばあとは行動するだけです。それが本当に夢なのかどうかは今は考える必要はありません。

やってみてから気づくものなので、夢っぽいなと感じるならとにかく実践してみましょう。

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この記事を書いた人

20代のエンジニアです。普段はタスク管理や不安解消の方法について発信しています。現在はカウンセラーになることを目指して勉強中です。夢は「多くの人々が、自分の不安を乗り越えて熱中できる世界」を作ること!!

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